インフルエンザは感染して症状が重くなると熱が40度以上まで上昇し、日常生活が難しいレベルの倦怠感が発生します。そんな症状が発生する前にインフルエンザウイルスの体内潜伏期間やその間に出来ることなど、発症した場合の対応などを当サイトで紹介します。

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鳥インフルエンザは人に感染しないの?

鳥インフルエンザという言葉もすっかり馴染んできましたが、これはA型インフルエンザウイルスが引き起こす病気です。日本でもあちこちで発生し、大量の鶏が処分され鶏舎が消毒されている光景をニュース等でよく見かけるようになりました。
ではこの病気は人にうつるのでしょうか。日本ではその報告はありません。鳥インフルエンザが人から人へ感染したという症例が1997年に香港で、2003年にはオランダで報告があり、その後2006年にはアジアでも報告されています。
それでは鳥インフルエンザはどのようにして人にうつるのでしょうか。ウイルスは感染した鳥の体液や排せつ物に大量に含まれています。
感染した鳥に直接触れたり、解体、処理、羽根をむしる等の濃厚な接触をした場合に希に感染すると言われています。
近くにすんでいるとか大量に感染した鶏舎の前を通った程度では感染はしません。処置に関わっても一般の感染症対策である手袋、マスク、ガウンなどの着用、手洗いやうがいを徹底することで防ぐことができます。
注意しなければならないのは知らずに何の警戒心もなく感染している鳥に接することです。アヒルなどの家きん類の中には感染していても症状の出ない場合もあり、戯れたり、世話をすることで感染する危険性もあります。闘鶏などを飼育している人然りです。
また野鳥はどのようなウイルスを持っているかわかりません。捕獲などしないようにすべきです。複数の雀などの野鳥が死んでいるのを見かけたら手で触ることは避け、保健所などに連絡をしましょう。
厚生労働省では鳥インフルエンザが発生している地域に行く場合の注意事項をあげて注意を呼び掛けています。
養鶏場などで羽をむしったり処理をしている所、鳥の売買を行っている市場には不用意に近づかない、弱ったり死んだ鳥に触ったり鳥の糞が舞い上がっている場所で埃を吸い込まない、戻ったら手洗いなど日常の感染症の予防をしっかり行う等です。

鶏肉や卵を食べて鳥インフルエンザに感染する?

それでは鳥インフルエンザに感染している鶏肉や卵を食べた時に感染するかという問題になります。上記のとおり、ウイルスは体液や排せつ物に多く含まれており、清潔に調理した鶏肉を食べたからと言って感染することはないと言えるでしょう。
万一食品中にウイルスがいたとしても十分に熱を加えれば心配ありません。70度以上の温度で加熱すると安心です。
卵にしてもしかりですが、心配であれば加熱調理しましょう。肉や卵を食べて感染したという例は世界的にも報告されていません。
70度加熱(瞬間)はWHOの食中毒防止のための加熱温度です。鶏インフルエンザに対するというよりも一般的な食中毒予防をするという観点からです。
感染が発生している地域では発生農場の事業者が鶏肉や卵の自主回収を行っている現状がありますが、かえってこの行動が安全性について混乱を招く結果になっています。
家畜衛生の観点から生きた鶏などがウイルスに感染することを防止するために鶏肉や卵の回収をすることは必要な場合がありますが食用に関しては全く心配する必要はありません。
消費者庁でも「鳥インフルエンザに感染した鶏肉や卵を食べても大丈夫です」と呼びかけ、「感染することはない」という内閣府食品安全委員会の見解を紹介しています。
鳥インフルエンザが発生するとその鶏舎は大変な打撃をうけます。様々な問題も発生しており、そのための対策をとっています。
この病気は必ずしも野鳥が持ち込むとは限りませんが、防鳥ネットなどの設置にも力をいれ、また飼育に従事する人が持ち込む可能性もあるので消毒の徹底などを行っています。
ただし食べても危険性はないと判断されたインフルエンザにかかった鶏ですが、流通しているものを回収できなかった場合のことで、食べることを奨励しているわけではなく、家畜予防法においては焼却、埋却を義務づけています。

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